当館では開館10周年を記念し、10月11日(土)〜13日(月・祝)の3日間、入館無料とし、各日催しを行いました。

3日目は、戦争記録画の歴史についての講演会を開催しました。
講師は、宮本三郎の孫である筑波大学教授の宮本陽一郎さん。宮本の戦争記録画についてお話いただきました。
当館で開催した、展覧会「宮本三郎の仕事 1940's-1950's 従軍体験と戦後の再出発」では、従軍画家として戦争記録画を描いた宮本三郎の戦時中の作品と、戦後の作品をご紹介し、戦争記録画に関する資料や書籍も展示されました。
美術史の中でも重要な存在であるものの、認知度の低い、戦争画と戦争画家。
研究者として、加えて家族としてのお話に、「今までとは別の視点で戦争画について知ることができた」とのご感想もいただき、大変充実した内容の講演会となりました。
解説を聞いてから展覧会を見ることで、また一味違った見方を発見できる楽しさがあります。
展覧会に関連した講演会は、これからも定期的に開催いたします。ぜひ一度参加してみてはいかがでしょうか。
※こちらの講演会は『宮本三郎記念美術館 平成26年度 展覧会・講座室活動報告書』
に採録されています。ご興味のある方は、ぜひ当館までお問い合わせください。



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